12.21.2011

12月16日 金曜日
『織物の国ブータン ランチ&スライド会』に参加して来ました。ヤクランドの久保淳子さんの楽しいお話を聞きながら、チーズと唐辛子を使った野菜料理と豚肉料理を頂いたり、織物の鑑賞や民族衣装の試着、クイズ形式のスライドを見たり、ブータンの知らない色々が聞けるとても楽しい会でした。また来年6月に開催予定なので参加したいです。興味のある方は是非どうぞ。

12.13.2011

12月9日 金曜日
ビーズを入れて織る、ラオス南部の機織りワークショップに参加して来ました。以前ラオスを訪れた時、ビエンチャンにある博物館で展示されていた布と同じ織り方で、いつか織りたいと思っていた物でした。ストールの耳にビーズを入れたらステキだろうなと想像しています。

11.15.2011

11月15日 火曜日
昨日の続き、二つの綜絖(そうこう)で模様を入れる織りをしています。写真は織っている時の状態で、布裏を見ながらの作業です。織っている時の気分は今行ってみたい国のブータンの織り姫です。(今日ブータン国王と王妃が来日されます)ブータンの織物もすてきなので、本等の写真だけではなく、実際に機織りしているところを見てみたいです。

11.14.2011

11月14日 月曜日
二つの綜絖(そうこう)を使い模様を入れる織り、その2。地糸は麻糸、模様は絹糸と綿糸。織り幅15センチで1時間に織れる長さは、効率よく模様部分の綜絖を作っても約8センチ。続けては織れないので休憩を入れながら織ってます。

11.08.2011

11月8日 火曜日
二つの綜絖を使い模様を入れる織り、今日は三角模様の連続でこんな風になりました。

10.28.2011

10月28日 金曜日 先日、新宿にある文化学園服飾博物館で行われているIKAT textiles from the world世界の絣展を見てきました。自分でも絣を織ってみたいと思っていたところだったので、大変勉強になりました。日本の着物や布団地、アジア各地の服、ヨーロッパのドレス等様々の絣が展示されていました。緻密な経緯絣(たてよこかすり)は時間もかかり、根気も必要なので素晴らしかったです。私が織っているカレン族の機でも女性の腰巻衣にも経絣(たてかすり)が施されているので、ぜひ挑戦したいです。
写真は先日から織っている二つの綜絖を使い模様を入れる織りの模様色々です。世界の絣展で見てきた模様を真似してみました。

10.19.2011

10月19日 水曜日 写真は2heddles(二つの綜絖)で織っているものです。練習に織っていますが、壁掛けにして楽しむつもりです

10.15.2011

10月15日 土曜日 久しぶりに2heddles(二つの綜絖)を使う織りに挑戦中。思い出しながら織っているので、苦戦しています。まず整経時に二つの綜絖を作り、織る時は布の裏を見ながらになるので、時間がかかります。色糸の模様が入るかわいらしい織りです。難しいと思うのは、地を織る糸に対して模様を入れる色糸の本数を何本にするかです。本数が少なければ地の糸に負けて色糸が目立ちません。時間はかかるけれど、難しい織りはやりがいがあって楽しいです。以前、機の先生に聞いた話しでは綜絖が三つの織り方があるという事でした。次回タイに行けたら、是非習いたいです。

10.03.2011

10月3日 月曜日 二ヶ月くらい手を付けられず、織れないでいたものを解いています。失敗の原因は整経です。初めての絹糸でしかも細い糸に慣れていないのに一本取りにしてしまった事と、初めてなのに幅広にしてしまった事。整経したものを解くのもこれが初めてです。無理に織ってみようかとも考えたのですが、深い藍色に染められた糸がかわいそうなので、時間をかけて解きます。

9.27.2011

お知らせ
10月1日(土)に東京・築地本願寺で行われる手づくり市青空個展にphasuksanも出店します。時間は午後1時から5時まで。震災チャリティイベントと乳がん検診の早期受診と治療を推進するピンクリボン運動のイベントも開催されます。久しぶりの出店、楽しみです。
写真は実をつけた植木鉢育ちの和棉の様子で、高さ70センチに成長、今年は九個の実が出来ました。

9.14.2011

9月14日 水曜日。今は幅30センチ長さ180センチの長めのショールを織っています。たて糸は玉葱染め、よこ糸はタイの手紡ぎ植物染めで、どちらも綿糸です。

9.03.2011

9月3日 土曜日。染色を終えた糸を米粉(水に対して3%〜5%を加熱)を使って糊付けし、乾燥させたらボール状に巻き取ります。タイのカレン族の村で染色を習った時は糸の糊付けに米粉を使っていました。日本では小麦デンプンのしょうふを使用しているようですが、私はいつも台所にある米粉を利用しています。天ぷら等の揚げ物に使うとカリッとして良い食感が味わえて、なお良しです。

8.28.2011

8月26日 金曜日。木綿に草木の赤を染めるという染色ワークショップに参加してきました。一日目は下染めを豆汁下地、タンニン下地(五倍子とタンニン酸)、濃染剤下地という四種類で行い、二日目は下染めした糸をコチニールという虫で鮮やかな赤色系に染めあげました。試験用の色々な糸(写真上左から、原糸、下染め無し、豆汁下地、五倍子下地、タンニン酸下地、濃染剤下地)の他に、私はチャルカで紡いだ和綿とタイ産手紡ぎ綿の糸(写真下)を持ち込んで豆汁下地で染めました。下地や糸の種類、または染材をそのまま煮るか、すり潰して煮るか、煮出した染液の回数等の違いで色が変わるので参加者の糸はそれぞれ違っていました。いつもは一人で染色したり織ったりと孤独な作業ですが、先生から習い、一緒に習う仲間がいるのはとても楽しい時間で、新しい出会いもあり良い経験でした。

8.11.2011

8月11日 木曜日。今年植えた棉の今日の様子。五月下旬一番初めに植えたものが風にあおられて枯れてしまい慌てて種を蒔きなおしたので、まだ20�の背丈です。同じ鉢に居候が三つ、去年の種がこぼれて出てきたバジル、同じく去年蒔いたのに発芽しなかった藍らしきもの、植木鉢が足りなくて仕方なく居候している『ながしの乙女』でもらった花の苗。暑い毎日だけど、太陽を浴びて日々大きくなっていく姿を見ていると、夏らしくていいと思えます。

8.09.2011

8月9日 火曜日。今日は汗をかきながら糸を玉葱の皮で染めてみました。去年、玉葱の皮で染めていた糸とパウダー状のスオウで染めていた糸を更に玉葱の皮で染めました。左手前が初めに煮出した液で染めて明るい黄色、真ん中はスオウの上に三番目に煮出した液で染めて赤みのある黄色に、右奥も三番目の液で黄土色に。下地が違うので色に差ができました。

8.05.2011

8月5日 金曜日。初めて絹糸をたて糸に使って織ってみました。ラオスで深い藍色に何回も染められた細い糸を二本どりにした物と、以前染色ワークショップに参加した時に染めた未精練の黄色い絹糸を藍で染めた物です。よこ糸はタイの手紡ぎ植物染め。初めての作業はどうなるか不安ですが、出来上がると経験が増えて楽しいです。
実はこの幅の細い物を織る前に、細い絹糸一本どりで整経しましたが失敗、織れない状態で放置したままです、気合いを入れて後日綜絖を直したり再挑戦するつもりです。

6.27.2011

6月26日 日曜日。古民家アートスペース 根岸そら塾にて『ちくちくワークショップ〜晒しで涼しげな夏のシャツを作ろう〜』を行いました。参加して下さった方、根岸そら塾さん、そしていつもチラシ作成配布等の裏方作業をしてくださるbangobooksさん、ありがとうございました。そして頂いた参加費から経費を除いた5839円、東日本大震災被災地の寄附として日本ユニセフ協会にいたしましたのでご報告します。

お金を出せば服は簡単に買えます。それに格好良い服が安く買う事が可能な世の中です。そんな時にあえてこのようなワークショップを行ったのは、自分の物を自分で作る楽しさを伝えたいからでした。楽しさは充実感にもつながり、日々の生活に潤いを与えてくれるはずです。

6.15.2011

6月15日 水曜日。最近織ったのは、たて糸よこ糸共に藍色手紡ぎ糸を使ったもの。自分で行った糸の糊付けが強すぎた為に、二枚の布を継いでテーブルセンターになりました。
原発事故以来、blogを更新する事にためらいを感じていました。そして自分のしている事は震災が起きた時には何の役に立たない 、そう思うと悲しくなりました。でも喜びがなければ人は生きていけないと思います。名前の通りシアワセノヌノを届け、そしてシアワセノヌノの作り方を広めたい。そうする事で自分も自分の周りも元気になれると信じます。すべての人が笑顔と元気でいられますように。

5.10.2011

この度、東日本大震災により被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。

5月8日 日曜日。三回目となった「裂き織りワークショップ」を東京・古民家アートスペース根岸そら塾にて行いました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。場所を貸して下さった根岸そら塾さんと、チラシ作成配布と受付等をして下さったbangobooksさん、いつもありがとうございます。

そして次のワークショップのお知らせです。6月26日(日)1時〜5時半 同じく根岸そら塾で、手縫いで涼しげな夏のシャツを作ります。題してちくちくワークショップ。カレン族のシャツは二枚の布を縫い合わせて、頭と両腕が出る所を作りますが、この形を晒しでひたすらちくちく縫い合わせるだけ。暑くなる前に夏の準備始めませんか?詳しくはチラシをご覧頂くか、そら塾まで。参加費の一部を震災被災地の義援金とさせていただきます。

3.07.2011

3月7日 月曜日。ブックカバーを織ってます。
カレン族のような自分の身体でたて糸を引っ張る機織り方法は、腰織りとか腰機、地機(じばた)等、英語だとbackstrap loomと呼んでいます。この方法は南米のグァテマラ、インドのマニプール、ブータン、ラオス南部等で多少の違いはありますが織られているそうです。日本の結城紬もこんな感じで似ていますね。きっと他の場所でも高機(鶴の恩返しに出てくるような織り機)とは違う原始的なものが織られていると思います。世界に同じように機織りする人がいると考えるとわくわくします。

3.01.2011

3月1日 火曜日。整経(せいけい)をした、たて糸を土台から外して織り始めます。写真中央の刀のような形の木材が刀杼(とうひ)と呼ぶ、よこ糸を打ちつける道具です。現地で習っていた時は英語を話すバンコク出身の先生はビター(beater?)と呼び、カレン族の先生はタペ(tape・タイ語かカレン語か不明)と呼んでいました。カレン族の機織りの場合、刀杼は重い物が良く、先生達いわく美しい布が織れるそうです。

2.28.2011

2月28日 月曜日。ストールの整経(せいけい・たて糸を張る、織る為の準備の事)をしました。約幅22�長さ2mのストールになる予定です。カレン族の機(はた)の整経は穴の開いた土台に竹筒や竹棒等を差したものに、たて糸を巻きつける輪状整経で、この機の面白いところは整経と同時に糸綜絖(いとそうこう)を作る事です。他の機織りでは、あやを取ってから綜絖に通したり、作ったりするそうです。写真は基本の織り方なので、6本の棒を差して整経したもので、右から三番目の棒が糸綜絖になります。

2.25.2011

2月25日 金曜日。織り終えたストールを織り機から外して、房を作ります。たて糸を数本づつ取った物をふたつ、それぞれを同じ方向にグルグルとねじる。ねじったふたつを合わせて、反対方向にグルグルねじって房の端を結んで解けないようにします。音楽を聴きながらの作業にぴったりです。

出店のお知らせです。今年も東京・谷中で『ながしの乙女』に参加します。4月10日(日)、場所はいつもの貸しはらっぱ音地です。新しいメンバーも増えて楽しみな一日になりそうです。11時から開店します、ご来店お待ちしてます。

2.17.2011

2月17日 木曜日。bookjacket(ブックカバー)を織りはじめました。薄い黄緑色に黄色と緑の線を入れたものにしました。薄い黄緑色の糸はpheekaa(ペガー)と言うタイの植物を使って自分で染めた物です。(日本語名はソリザヤノキ、英語名だとoroxylumindicum)

2.12.2011

2月11日 金曜日。ストールを織りはじめました。白地に紫と緑の線を入れたもの。花瓶に入ったスプレーマムを見ていて思いついた配色。

2.08.2011

2月8日 火曜日。友人に頼まれて作ったノースリーブのシャツ。機織りの合間にする服作りはいい気分転換になります。使用した布はタイで見つけた手織り綿布で、白色のステッチをしました。胸につけているのは、佐々木佳奈ちゃん『緑鳥』の羽根ブローチ。

2.06.2011

2月6日 日曜日。いつも素敵だなぁと思っている方から頼まれて織りました。春を意識して配色した訳ではないのですが、春を感じさせ気分を軽くしてくれる布になりました。まだ寒い日は続きますが、春が待ち遠しいです。
5月に根岸・そら塾にて裂き織りワークショップを開催したいと計画中です。