8.28.2011

8月26日 金曜日。木綿に草木の赤を染めるという染色ワークショップに参加してきました。一日目は下染めを豆汁下地、タンニン下地(五倍子とタンニン酸)、濃染剤下地という四種類で行い、二日目は下染めした糸をコチニールという虫で鮮やかな赤色系に染めあげました。試験用の色々な糸(写真上左から、原糸、下染め無し、豆汁下地、五倍子下地、タンニン酸下地、濃染剤下地)の他に、私はチャルカで紡いだ和綿とタイ産手紡ぎ綿の糸(写真下)を持ち込んで豆汁下地で染めました。下地や糸の種類、または染材をそのまま煮るか、すり潰して煮るか、煮出した染液の回数等の違いで色が変わるので参加者の糸はそれぞれ違っていました。いつもは一人で染色したり織ったりと孤独な作業ですが、先生から習い、一緒に習う仲間がいるのはとても楽しい時間で、新しい出会いもあり良い経験でした。

8.11.2011

8月11日 木曜日。今年植えた棉の今日の様子。五月下旬一番初めに植えたものが風にあおられて枯れてしまい慌てて種を蒔きなおしたので、まだ20�の背丈です。同じ鉢に居候が三つ、去年の種がこぼれて出てきたバジル、同じく去年蒔いたのに発芽しなかった藍らしきもの、植木鉢が足りなくて仕方なく居候している『ながしの乙女』でもらった花の苗。暑い毎日だけど、太陽を浴びて日々大きくなっていく姿を見ていると、夏らしくていいと思えます。

8.09.2011

8月9日 火曜日。今日は汗をかきながら糸を玉葱の皮で染めてみました。去年、玉葱の皮で染めていた糸とパウダー状のスオウで染めていた糸を更に玉葱の皮で染めました。左手前が初めに煮出した液で染めて明るい黄色、真ん中はスオウの上に三番目に煮出した液で染めて赤みのある黄色に、右奥も三番目の液で黄土色に。下地が違うので色に差ができました。

8.05.2011

8月5日 金曜日。初めて絹糸をたて糸に使って織ってみました。ラオスで深い藍色に何回も染められた細い糸を二本どりにした物と、以前染色ワークショップに参加した時に染めた未精練の黄色い絹糸を藍で染めた物です。よこ糸はタイの手紡ぎ植物染め。初めての作業はどうなるか不安ですが、出来上がると経験が増えて楽しいです。
実はこの幅の細い物を織る前に、細い絹糸一本どりで整経しましたが失敗、織れない状態で放置したままです、気合いを入れて後日綜絖を直したり再挑戦するつもりです。