7.24.2012

2012年7月23日 月曜日
後帯機(backstrap loom)で織る擬似輪状のよこ絣を習っています。通常の後帯機は糸綜絖を使用し、経糸が優先してよこ糸は見えにくい物ですが、今回は筬を使用してよこ糸が見えるように経糸の間隔をあけます。先生のお話ではインドネシアのフローレス島で織られているのを見たという事でした。写真は整経後にデザインした図を元に絣括りをしているところです。

7.20.2012

2012年7月20日 金曜日
カレン族の貫頭衣をアレンジしたシャツ(昨年、東京・根岸のそら塾でちくちくワークショップとして開催しました)をタイの植物染め綿布と麻糸で作りました。四角い布をまっすぐ縫って繋げるだけなので、『お裁縫苦手〜!』と思う方でも地道に縫えば必ず仕上げられるのがこのシャツの良いところ。ゆったり着るデザインなので暑い夏にはピッタリです。

7.17.2012

2012年7月13日 金曜日
丹波を後にして、京都で二年ぶりに会う友人を訪ねました。京都でAow(アオ・タイ語でエェーオと発音)という名前で活動している夫婦で、アキちゃんは天然酵母のパンを作り、ヒロ君は元気な印象の子供服を作っています。アキちゃんのパンに出会ったのはタイ北部のバーイ(旅行者はパイと呼ぶ)という小さな町にいた頃。その時も美味しかったけれど更に経験を重ねて美味しくなってました。蒸し暑い京都で彼等と二人の可愛らしい子供達に会って元気を沢山貰って来ました。気になる方はhttp://aowzora.jimdo.com/を見て下さい

訂正・福井貞子さんの本は『木綿再生』の誤りでした。

7.15.2012

2012年7月11日 水曜日
丹波布(佐治木綿)のある兵庫県丹波市青垣町の丹波布伝承館に行って来ました。丹波布の特徴は手紡ぎ綿を天然染料で染めた糸で経縞、よこ縞で構成されており、よこ縞のの一部に屑繭から取ったつまみ糸と呼ばれる白い絹糸が入っている素朴ですが美しい布です。伝承館では二年間の技術習得で学んでいる方々がそれぞれ作業をしついるのを見学しました。技術習得された一期生の女性が紡ぎ車、綿繰り機の使い方や染料のお話などを丁寧に説明して下さいました。紡ぎから織り迄の作業を一人で行うのが丹波布だそうです。
写真は丹波市訪問でお世話になったトモ・ヨーガさんの自宅前。丹波市柏原に今年初めに移り住み、古民家でヨーガを教えているご夫婦です。版画家でもある奥様のトモコさんは月一回東京でヨーガ教室を開いています。興味のある方は以下のアドレスまで。http://tomoyoga.watanabecompany.com

7.04.2012

2012年7月4日 水曜日
織り終えた布の余分な経糸(2、30センチの短い糸)を見ていて、ふと以前読んだ本を思い出しました。福井貞子さんの『木綿再考』か『木綿口伝』の中に昔(明治だったかなぁ)は木綿が貴重だったので、切って短くなった経糸もひとつづつ結んでよこ糸に使い少しも無駄にしなかったそう。確か自家用に織るその布は結び目に祈りが込められていたのでしょう。布に出てくる結び目も可愛らしいなぁと…。そんな訳で今日は糸結びをしています。