6.13.2012

6月8日 金曜日
『インドネシアの絣を織る』という連続三回ワークショップの最終回に参加してきました。最後は藍染をした絣糸を経糸に使い整経し織るのですが、織る前に絣模様のずれがないか揃える手間が美しく仕上げるコツのようです。織り上がりを見ると模様のずれが気になる所が何箇所かありました。原因は使った糸が滑りやすい物だった事もありますが、絣括りが正確に出来ていなかったからだと判断しました。ワークショップを終えてみて新しい事を知る喜びを感じています、そしてこの覚えた方法を何度も使って自分のものにしたいです。
ワークショップの講師、手織工房SOXの工藤先生は毎回インドネシアのヌサ・トゥンガラ諸島各地(フローレス島、スンバ島、ティモール島等)の布を持参して見せてくださいました。旅先で購入したそれらの布のお話も色々聞く事ができて知識が増えました。インドネシアの染織は興味深く、イカット(絣織物)の他にもバティック(防染して模様を描く技法)が知られています。これらをまとめた渡辺万知子さんの『染織列島インドネシア』を読んでいる途中ですが、染織好きには大変面白い本です。